人並みにブログをオープンして、今までの仕事これからのプロジェクトそして、仕事や趣味の世界で思うこと、それとなく書きとめて来ました。
その時間の中で「東日本震災」や「熊本地震」がおこり、われわれの立つ位置が問われてきました。
また、私がテーマにしている高齢者の住環境についても戦後団塊世代が高齢期を迎えるにあたって大きな変革が起こっています。その変革は日本のみならず、隣国の中国でも深刻な問題として、早急な対応が求められています。
今年、8年ほど以前から中国での高齢者住環境へのかかわりが「実」を結びます。70戸に満たないとても小さな「公寓(ホーム)」ですが、ユニットケアや認知症高齢者のグループホームなど初めての試みを行っています。
おおきな中国の「高齢者居住の社会」の中に投げた小石が、どのような波紋を広げていくか、とても楽しみです。
私たちのような小さな組織でも海外での仕事が現実になってきました。今回新たな気持ちで仕事に向かうべく社名を「惣道設計工房」と変更いたしました。手をかけてモノつくりをすることを社名に託しています。
2016年 9月
惣道和昭
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新年あけましておめでとうございます
混とんとした2021年が過ぎ新しい年が明けました。
未だ世界はダイナミックな動きを抑制され、私たちの生活も困惑から抜けられません。しかし、自分に向き合う十分な時間が与えられたと考えればあながち悪いことばかりではないと感じています。今は、とにかく、次の時代に向かってエネルギーを蓄える時と考え、どん欲に知識を蓄積し感性を磨くことを心掛けたいと思います。
昨年始まった中国・天津でのプロジェクトは思うように進まず、遠隔作業のもどかしさを痛感しています。今年は、昨年作ったテキストをまとめながら、もう一度「高齢者の住まい(暮らし)」について考え直したいと思っております。しかし、怠惰に年を重ねるだけで、自らの専門性を高めるにはまだまだ努力が足りません。
今年は寅年。川柳にある「猫でない証拠に竹を描いておき」とならぬよう、一層の精進をせねばと痛感しております。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。
2022年1月1日