余市

NHKの朝の連続ドラマの舞台、余市ニッカウヰスキー工場。

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あしや喜楽苑での個展

昨年12月26日から今年の1月19日まで、兵庫県の芦屋市にあるあしや喜楽苑のギャラリーで、惣道和昭・小品展「欧州紀行」を行いました。

神戸新聞にも取材され、たくさんの方が訪れていただけました。感謝にたえません。

すでにこの欄でアップされている作品のほかに描いたいくつかを、キャンプションと一緒に改めてアップすることにします。

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アルハンブラの思い出 

グラナダの丘の上に建つアルハンブラ。その建物は精密でやわらかい装飾におおわれ、砦という無骨さはなく、まさに宮殿という言葉がふさわしいたたずまいでした。

中庭で踊る水の精たち。風が回廊をめぐり、降りそそぐひかりは白い大理石の床や、アラビックの壁に反射を繰り返し、繰り返して、さまざまなところから降りそそいできます。

それはひかりの迷宮、風の回廊と言われるそのものでした。アルバイシンの丘から望むアルハンブラは、沈む夕日をうけて、大理石の宮殿が一瞬、燃えあがるような錯覚におそわれました。

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サグラダファミリア 

孤高の建築家アントニオガウディの設計による教会は、地中のマグマを少しずつたらしながら、積み上げて創りあげたように見えます。

神の住まいにふさわしいその姿は、人の手の不器用で、あやうく、弱々しいけれど、持続する労働の中でしか成しえなかったと思うのです。

教会のまえに立つと、建設にたずさわることの出来た、人間の喜びの声なのでしょうか、重なり合うひだの奥底からうめくような、歌うような、得もしれぬ声が幾重にも聞こえてくるようでした。 

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サンタマリアデルサルート教会 

サンマルコ広場の前の水上バス乗り場から対岸をみると、サンタマリアデルサルート教会が、白大理石の優雅な姿を運河の上に浮かべています。

ベネッチアの運河沿いにめぐる、他の建築の様式とは異なって、砂糖菓子のようなドームをかぶったたたずまいは、とても女性的で、彫刻のようなその美しさに、思わず見とれてしまいます。

夏のひかりには輝き、冬の雨に煙った日には静かにほほえむ。いつのときでもその優雅な姿は変わりません。 

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春まだき庄内 磐越西線の車窓から 

関東地方ではもう春の便りが聞こえている3月のある日、磐越西線を酒田に向かっていました。

車窓から見る冬の名残の景色は、村落や田や畑を白く隠して広がっていました。

山陰に入ると、列車は山肌の雪の反射を受けて、室内を明るく照らし、また白い田園風景に戻っていきます。

気温が上がったのでしょう。杉やヒノキの林の中から、絹のような霧が漂ってきました。 

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テムズ川から ロンドン 

テムズ川のほとり、テートモダン美術館から見たロンドン。

雨上がりの雲間から現れた太陽に、セントポール大寺院がひかりをうけて現れました。

テートモダンとセントポール寺院はミレニアムブリッジで結ばれて、ロンドンの現在と過去を、一つの風景の中に表現しています。

 

惣道和昭小品展・欧州紀行  芦屋喜楽苑ギャラリーでの個展

このたび社会福祉法人きらくえんの皆様のご厚意で、私の小さな展覧会を開催することになりました。

「欧州紀行」と名付けましたこの展覧会は、海外出張などの合間にスケッチブックに描きためた、都市や建築の絵が中心になっています。

おいそがしい年末年始の時期、アマチアのつたないスケッチですが、お時間に余裕ができたときにでも、芦屋にお尋ねいただけいただければ、望外の幸せに思います。

                                 

◇期  日  20081226日(金)〜2009119日(月)

◇場  所  社会福祉法人 きらくえん  兵庫県芦屋市潮見町31-1

       あしや喜楽苑 ギャラリー 9:0017:00 最終日のみ15:00終了

       TEL 0797-34-4351            

http://www.kirakuen.or.jp/

 

交通機関:  @ 阪神電車「芦屋」駅から徒歩15分(東出口から)
 
         「阪神芦屋」バス停にて71系統バス乗車5分「あしや喜楽苑前」 

下車、
 
         12,13,15,16,19系統乗車5分「シーサイド西口」下車徒歩2分
        A JR神戸線「芦屋」駅北口バス停から71系統、
 
         12,13,15,16,19系統「シーサイド西口」下車徒歩2分

鞆の浦

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鞆の浦風景

広島県福山市から車で30分ほど走ると、中世から風まち湊として有名な鞆の浦の集落に突き当たる。

江戸時代からの集落の状態を良く保った静かな湊町である。舟着き場の常夜灯が美しかった。

アンダルシアにあこがれて    スペイン  ガウディとアルハンブラ

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ガウディのサクラダファミリア

そのディテールの饒舌さ、燃え上がる造形、永遠の未完成。

 

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アルハンブラ宮殿 ライオンの中庭

光の迷宮、沈黙の中の光と水の乱舞。陰影の深い回廊を風が歌っていく。

時間がつくる

迷路は、

消えていく

(残るのは  ただ 砂漠)     ガルシア・ロルカ 「カンテ・ホンドの歌」

忙中有閑 はじめに

このページでは表題の示すとおり、仕事の合間に出かけた旅行先で描いたスケッチや、趣味(モータースポーツ)のイラストレーションのいくつかをアップしてみます。

何歳の誕生日だったか忘れましたが、父親が50色のクレパスを買ってくれました。「マチス・パステル」という名前が高名な画家の名前だとは知りもせず、パッケージのデフォルメされた女の人の絵を変なのと感じ、ただとても微妙な色合いの多さにびっくりしたことを今でも思い出します。

幼稚園や小学校ではわけもわからずクレパスを塗りたくっていた当時、クレヨンやクレパスはサクラの12色程度が当たり前であった頃、「マチス・パステル」の赤の色の多さ、黄や青の色の深みや豊かさ、色のグラデーションに子供心にときめくものがありました。それでいい作品ができた覚えがありませんので、「豚に真珠・・」「猫に小判・・」だったのでしょう。

中学生の頃に部活の美術部に入り、日展の会友である顧問の先生から指導を受けましたが、遊び盛りのワルガキはまじめにデッサンに取り組もうとはせず(これだけは今でも後悔しています)、石膏デッサンの木炭を修正するパンは消すより食べるほうが多かったのです。この中学校は美術部の活動が活発で、美術部の先輩方はそろって上野の美術学校や武蔵美を目指していましたが、絵で食える先輩は一人ぐらいでしたので、とうに絵で生活しようとする無謀な考えは捨て去りました。

仕事の上で絵を描くことには苦痛を感じませんので、出張や個人での旅行先の風景をスケッチブックに書き留めていきました。しかしこれも職業柄でしょうか?風景や建物をそのまま切り取っています。いわゆる大きなデフォルメができないのです。ですからあまり面白みのない作品(というほどのものでは無いのですが)で、しかも素人の手慰みの域を出ませんが、この少し硬めのブログに僅かばかりの彩りになればと思っています。

それではご笑覧ください。

イタリア紀行 その2

 

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コロッセオ  ローマ

フォロローマノに隣接して異様な圧迫感で見るものをひきつけます。スケッチブックに見開きでフォロロマーノまで描きました。今回はその片割れです。

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サンジャミアーノ遠景

ローマからレンタカーで北のベネチアまで、途中フィレンツェからサンジャミヤーノに足を伸ばしました。

サンジャミヤーノは 塔の街といわれるくらい多くの石造りの塔が立っています。多いときには70を数えたとか、現在は15程度に減っていますが、トスカーナの田舎道をたどっていくと丘の上に突然現れてきます。

 

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サンジャミアーノ市街

街の中はイタリアの山岳都市と同じように石畳の街路が迷路のように張り巡らされ、チステルナ広場やドウオーモの広場につながっています。権力と富の象徴として作られた塔は街の狭い空を突き抜けてたっています。

 

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フィレンツェ遠望

朝食を早めに済ませて、アルノ川を越えた高台にあるミケランジェロの丘に登ってみた、朝霧の中のフィレンツェは神々しい風景でした。その神々しさはとりきっていませんが・・・。 

 

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ポンてベッキオ橋 フィレンツェ

アルノ川にかかる2階建ての橋、ヴェッキオ宮殿とヴィッテ宮殿を結ぶバザーリの回廊が回っている。

 

 

オートモビル・イラストレーション 1

二十歳で自動車の運転免許を取ったとき、機械は操作する人間が十分な訓練をつみ、自在にコントロールできれば、事故を起こしたり怪我をしたりすることはないと考えて、運転のテクニックを覚えるために早くから自動車クラブ(日本スポーツカークラブ)に入会し、クラブイベントのジムカーナーやラリーに参加していました。

会員の多くは当時珍しかった、モーリスのミニクーパーやMGTD、ミジェット、ポルシェ356、ロータスエランやヨーロッパ、アルファロメオなど欧州のスポーツカーで参戦していました。

当時、モータースポーツに長い歴史を持っている欧州各国の車とわが国の車ではその性能には格段の開きがあり、ロータスやアルファロメオはラグビーでサイドステプを踏むように軽やかにコーナーを掠めていくのでした。

日本はやっと自動車が家庭に入りだした頃、スバルやスズキの360ccエンジンを積んだ軽が主流、トヨタがパブリカを車名公募し36万円(1000$)で売り出し、その後カローラやサニーが街に進出してきた時代、幼かったけれど群雄割拠というべきメーカーがしのぎを削っていた黎明期、世界で売り上げがトップになるという現在の状況など夢にも考えられない時代でした。

今でも憧れの少し古い車たちを絵にして、買えずいる憂さを晴らしています。

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MGA 英国の代表的ライトウエイトスポーツカー

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AUSTIN HEALEY SPRITE MGミジェットト並んで若者のスポーツカーとして有名

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BMC MINI アレックス・イシゴニス設計、現在の小型車の原型である。

1967年モンテカルロラリー優勝車 

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HONDA s600 精密なWOHCエンジンを搭載し日本での代表的スポーツカー

 

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LOTUS ELAN   コーリンチャップマンの代表作

 

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TRUIMPH Spitfire  MGのよきライバル

 

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LOTUS 7   余分なものをすべて取り去ったプリミティブなスポーツカー

イタリア紀行 その1

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コロッセオ ローマ

フォロロマーノ隣に位置するコロッセオ。レンガと石とセメントで固めた巨大な建造物はローマ帝国の強固な意志をも表現しているようでした。緻密に組み立てられたレンガのアーチを通して正面を望むと、鉄の十字架が見えました。

 

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聖ピエトロ大聖堂 ローマ

ローマ市内祖小さな大国バチカン。サンタンジェロ城に向かう途中の橋の上から振り返ったとき、バシリカが真正面に見ました。バチカン美術館は相変わらずの人で、ゆっくり見ることもかなわず、静謐なピエタの像を堪能しました。何回見てもすばらしい。気品あふれる傑作です。

 

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サンタマリア大聖堂 ベネティア

サンマルコ広場の水上バスの船着場から沖合いに浮かぶサンタマリア聖堂を見ていました。

時折通る船の波にゴンドラが揺れてギッギッとなる音を聞きながら冬の早い日の暮れを感じていました。

ベネティアはちょうどビエンナーレを開催していて、日本館では「オタク」をテーマに展示絵画催されていました。しかしスカルパのゲートは無く、冷たい雨の中少し寂しい思いをしたものです。